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2010年04月20日

最近痛切に感じるソーシャル世代の【驚異】について考察してみた

川添です。

「情報格差が経済格差につながる可能性がある」。

総務省が2007年に情報通信白書で、このように公表して当時話題になりました。それから3年近くが経過しましたが、さらに輪をかけて広がっていると肌で実感しています。

とくに情報感度とITリテラシーの高い20代の若い世代は、驚異でもあり脅威です。

 
【驚異】なのは、情報の目利きは経験不足ゆえ乏しいにとしても、最近だとtwitterやUstreamなどに代表されるソーシャルメディア、iPhoneなどツールや端末の使いこなし様は、常に先を行っています。ここでは彼らを「ソーシャル世代」とします。

ソーシャル世代の彼らは、たとえば面白いアプリがあれば、ネットで気軽に即発信し、シェア(共有)します。この循環によってそれを上回る面白い情報が蓄積されていきます。

ITについていけない世代のユーザーが、とくにソーシャル系のWebサイトをみると、サイトはすでに情報が蓄積された状態(しかも新しい情報が次々にリアルタイムに更新、過去情報はアーカイブ化)にあり、そもそも「見方がわからない」「意味が分からない」と言います。

たとえば、


face07 「ブックマークは分かるが、ソーシャルブックマークは分からない」
face10 「情報はすっきりとカテゴリ別に分類すればいいのに、
   なぜタグとかラベルとかをいくつも付けるのかが分からない」
icon196 「いちいちつぶやく理由が分からない。大体だれにつぶやいているんだ!?」


といった具合です。

でもケータイが当たり前のコミュニケーションツールとして育ったソーシャル世代は分かっています。情報の出し入れ具合も情報の選別の仕方も。


それから「飲み込み」が早い。
たとえばUstreamでリアル配信。アカウント開設から端末のセッティングまで難なくこなします。

われわれが支援している学生団体も、先日マイクロソフト最高技術責任者である加治佐さんを招いての講演会の模様を配信していました。私も中継を事務所でみながら画面上でツイッターでつぶやいていました。また彼らは加治佐さんへの質問をツイッターで募集し、当日参加できなかった人も巻き込んで盛り上げていました。
といった具合に彼らは学生でありながらも手際よくこなしています。


などが最近感じている驚異です。

次回は、ソーシャル世代の【脅威】について。
 

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