リクナビに 「いいね!」企業ランキングはできるのだろうか?

KNブログ

2010年10月26日 20:20

川添です。

リクナビがFacebookと連携して、先輩や仲間を探せる「コネクションサーチ」の提供をはじめました。こないだの記事(フェイスブックが履歴書化!「内定なう」から「いいね!内定」へ)でも触れましたが、就職関係の各ナビ媒体も一方向の情報媒体(リクナビの場合、企業ページごとにブログあるがコメントできない仕様)からソーシャル化することで、1対多型のコミュニケーション媒体を多対多型にすることができます。


それはよいとして個人的な関心事は、リクナビでも企業ごとに「いいね!」ボタンが付くのかどうかということです(といいつつ、たぶん今後も付かないと思ってはいるのですが)。

facebookを活用したソーシャルコマースの成功事例として、リーバイスが挙げられますが、リーバイスのECサイト内では商品ごとに「Like!」ボタンが付いています。「Like!」を押すと画面上でその数がカウント表示され、facebook上の自分の友達にその情報が発信されます。

これと同様にリクナビでも同様に企業ごとに「いいね!」が付いたらどうなるのか、と勝手に考えてみました。


 

この場合、学生ユーザーのリクナビ掲載企業に対する分かりやすい評価指標は、単純に「いいね!」の数になると思います。たとえばYouTubeのように「評価する(=Like!)」のほかに「評価しない(=Dislike!)」があれば話は別ですが(これだとそもそも企業から広告費もらえませんね)。

この企業ごとの「いいね!」の数によって絶対評価(?)がなされます。まあ当然大手企業がもともとトラフィックの多いでしょうから「いいね!」の数も比例すると思われます。


ということは、企業としては多くの「いいね!」を獲得するために広告をバンバン打ってトラフィックを高めるということが予想されます。

こうなると何をもって「いいね!」なのか、その意味を問われてくるでしょう。そのうち、「いいね!」企業ランキングというのができるかもしれません。

ランキングに意味がないとは言うつもりはありませんが、学生のユーザーさんはfacebookを通じて先輩や内定者とつながれるチャンスでもありますから、積極的にアプローチ(マナーを守って)をして話をして志望動機と合った企業を見つけてほしいと思います。

あ、別にリクナビをすすめているわけではありませんよ。
自分が良いと思ったナビを使うなり、他の方法や媒体で情報収集したりする中で、facebookやtwitterなどのソーシャルメディアを活用されるとよいと思います。
 
 

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