自国のことを”ガラパゴス”にたとえてやんや言うくらいなら…
川添です。
橋本大也さんのブログで「
ガラパゴス化する日本」という書籍について触れられていました。
「筆者は日本の独自性を否定するわけではない。むしろ日本の独自性は強みになる。ガラパゴス諸島に多くの観光客が集まるように、希少性は差別化要因になる。本書でガラパゴス化という場合には、過度の垂直統合ビジネスによるデメリットや閉鎖性を強調しているのであって、希少性、独自性を否定しているわけではない。ただ狭いガラパゴス諸島の中で独自進化していても仕方がない。世界に向けて、独自進化した種が生き延びていかないといけない。」
なにかとガラパゴス、ガラパゴスと耳にします。
ガラパゴスと唱えて現在日本が置かれているポジションを言葉で象徴化しても、欧米や中国からしたら「自国のことを”ガラパゴス”にたとえてやんや言ってるくらいなら、さっさと技術をオープンにしろよ」と言わんばかりだと思います。
日本は諸外国からそっぽむかれています。グローバル化、つまり標準化しようとしなからです。現に標準化した企業は、これから世界的に飛躍しようとしています。楽天やユニクロがそうです。楽天に続き、ユニクロも英語を社内公用語にするようですが、これまで垂直構造型でモノをつくってきて培われた技術は、「モジュール化」してしまい半導体がよい例ですが、コモディティ化してしまいました。
こうなると価格競争しかなくなる。だからこのブラックボックス化された技術をオープンにしないといけない。それを分かりにくい日本語ではなく、英語でオープンにする必要がある。そのあたりを三木谷さんや柳井さんは当然心得てられるのでしょう。
いずれにせよ、日本が勝ち抜くためのキーワードとしては、オープン化、標準化、コミュニケーション(英語)、新しいビジネスモデル構築、リーダーシップなどです。
だから
グローバル人材育成支援、
Eコマースによる付加価値創造支援、
リーダー養成支援などの仕事をやっています。
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