ECは確実にまだ伸びる!BtoCは6.1兆円、13.9%増

KNブログ

2009年10月19日 23:51

経済産業省が、「2008年度我が国のIT利活用に関する調査研究(電子商取引に関する市場調査)」の概要を発表しました。

日本におけるBtoC EC市場規模は、6兆890億円で、前年と比較して13.9%増になっています。またECの拡大浸透を示す指標であるEC化率についても1.79%、前年と比較して0.27ポイント増と拡大しています。

↓ BtoB EC市場における対前年比増の業種です。


↓ 反対に前年比マイナスの業種です。




消費者向け(BtoC)のCE市場規模は、6兆890億円。
前年比13.9%増で、EC化率も前年比0.27ポイント増の1.79%となっています。


↓ これを業種ごとに表すと以下のとおり。



全体として、景気悪化の影響からか、「生活防衛」をキーワードとする「低価格」「送料無料」を含むトータルな割安感を訴求するショップ(とくに楽天などのモール)や、口コミサイト(カカクコムなど)への支持が高まっているようです。

一回当たりの購買単価は減少傾向にもかかわらず、購買頻度が増加することで、市場規模自体は拡大しています。ちなみに楽天市場の08年度の取扱高は約6638億円、対前年比123.6%と堅調な業績をあげています。


【参考】
平成20年度電子商取引に関する市場調査
http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/outlook/ie_outlook.htm
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