中小企業がネット通販へ新規参入する際に必要な条件

KNブログ

2009年10月06日 20:30

「どんなところが儲かっているんでしょうか?」

営業活動をしていてお客さまによく聞かれる質問です。

「そうですねー。通販系は元気がいいですよね。あと製薬会社でしょうか。昔から薬九層倍と言われていますし、最近だとジェネリック薬を扱う会社が伸びているようですね。それといわゆる夜逃げ屋もそうらしいですね」

と先日、回答したのを覚えています。


また円高の影響で、海外ブランド品をネットで輸入販売する会社も儲かっているとも聞きます。円高で安く仕入れることができ、それにより販売価格を安く設定することで、購入者が増えるというわけです。

しかしとくに中小企業が、「これからはネットの時代だ!」とばかりに新規参入しようとするとうまくいかないケースが多いようです。理由は明確で、そこには「マーケティング」や「戦略」といったものが不足しているからです。

これとは反対に、今月の「宣伝会議」でも特集されていましたが、大手メーカーがネットで直販を相次いで始めているとのこと。大手の場合、中小企業と違って「すでに顧客が取り込めている」「アプローチできる顧客データ・リストがある」「企業として知名度がある」などの特性があるため、ネット通販に参入しても比較的優位に働くようです。


※クリックするとPDFで詳細みれます


やはり資源が大手と比べ乏しい中小企業は、自社の強みや商材の特徴は何かを再度じっくりと検証し、「マーケティング」や「戦略」ありきで勝負しないといけません。

それが中小企業がネット通販へ新規参入する際に必要な条件ではないでしょうか。


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