川添です。

複雑系の世界では、「北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる」とよく言われています。俗にいう「バタフライ効果」です。

これは初期条件のわずかな差が時間とともに拡大して、結果に大きな違いをもたらすという、カオス理論を表現した思考実験のひとつだそうです。ネーミングの由来は、まさに「蝶」からきています。

いまツイッターが隆盛です。

いわゆるまとめサイト（例） http://tweetbuzz.jp/ で、「いま何がもりあがっているのか」をリアルタイムに知ることができます。さらにこれに自分がのっかって情報を付加することで情報価値（ここではネタとしておもしろいか）を増すことができます。そしてこれに誰かがのっかる・・・・、の繰り返しです。
これが口コミ（バズ）として、またたくまに勝手に情報連鎖で広がっていきます。

これをマーケティングに使わない手はありません。


とくに最近のメディカル業界においても、保険適用診療から適用外の自由診療にウエイトを置き始めたクリニックが増えてきました。自由診療になれば、当然競争原理が生まれます。集患のポイントは何といっても”評判”です。その評判を聞きつけて来院します。


そのときに見込み患者は、評判のよいクリニックを

どのように探すのか？
　　だれに聞くのか？
　　　　どう聞くのか？
　　　　　　いつ聞くのか？
　　　　　　　　そして何を調べるのか？
　　　　　　　　　　　最終的に何が意思決定のポイントとなるのか？

ターゲットのこれらのアクションを先に予測をしておいて、手を打っておきます。
うまく集患できているクリニックは、この「バズマーケティング」を活用しています。

ツイッターやブログなどで情報の網を張り、そしてクリニックのサイトに誘導する、この導線（情報流通）の設計には、クリニックからの情報発信はもちろん、その頻度とボリューム、流通経路の確保にあわせて時間の経過具合など複数の視点からの発想が求められます。

今週日曜日に、自由診療に関心をお持ちのクリニック様を対象としたセミナーが実施されます。その中で今回ふれたような口コミマーケティングの概要と具体的事例についての講演（ナレッジネットワーク森戸裕一「自由診療におけるプロモーション戦略」）を予定しています。


ご興味のある方はぜひご参加ください。